香港空港でe道(e-Channel)の登録をして来ました。
香港の入国審査は混むことが多いですが、このe道に登録すれば出入国の審査時に自動化ゲートを通過できるので、香港へすぐに出入国できるようになります。
そのe道(e-Channel)の申請方法や使用方法などを、動画やパンフレット、実体験を交えてご紹介したいと思います。
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e道(e-Channel)とは

パスポートに貼られたバーコードで個人を認識し、出入国の審査時に対面ではなく自動化ゲートを使用することにより、出入国審査を簡素化したシステムのことです。
e道に登録すれば香港の出入国カードは必要なく、パスポートと指紋だけでゲートを通過できます。
香港入国管理局の動画です。動画をご覧いただければ、簡単に通過することがお分かりいただけると思います。
e道(e-Channel)の適用条件
1. 申請者が18歳以上であること;
2. 有効な旅券、そして必要に応じて数次査証を所持していること;
3. 以下の身分証明書のいずれかを所持していること:香港特別行政区(HKSAR)トラベル・パス;―裏面に’HKG’と印字されたAPEC・ビジネス・トラベル・カード(ABTC)
―香港国際空港フリークエント・ビジター・カード
―このスキームに参加している航空会社が発行したマイレージ・サービス会員カード(ご自分の航空会社にお尋ねください)4. 3.で書かれた身分証明書のいずれかも所持していない方の場合:
―香港SAR(特別行政区)に入国するための入国ビザ/許可証を必要としない有効な旅券を所持している;
―eチャネル・サービスで登録する直近の過去12ヶ月で少なくとも3回は香港国際空港経由の飛行機で香港SAR(特別行政区)を訪れたことがある5. 香港SAR(特別行政区)での不利な記録がないこと
(香港政府観光局のサイトより引用)
条件はいろいろありますが、直近の過去12ヶ月で少なくとも3回は香港国際空港から香港に入国したことがあるか、あるいはスキームに参加している航空会社が発行したマイレージ・サービス会員カードを持っているか、のどちらかでOKということになります。
直近の過去12ヶ月で少なくとも3回は香港国際空港から香港に入国してればOK
スキームに参加している航空会社が発行したマイレージ・サービス会員カードを持っていれば初めての香港入国でもOK
ちなみに、ANAとJAL、キャセイパシフィック航空の条件はこうなっています。
ANA
18歳以上であること
有効な旅券またはビザを保有していること(日本国籍で、観光・商用目的で香港に90日以内の滞在の場合、ビザは不要)
ANAプレミアムメンバーであること(同行者は利用不可)
JAL
1.JMBダイヤモンド会員
1.申請者本人が18歳以上であること
2.香港入国に際し、有効な旅券もしくは査証を所持していること(*)
3.下記会員であること
ダイヤモンド会員
JGCプレミア会員
JMBサファイア会員
JMBクリスタル会員
JALグローバルクラブ会員
キャセイパシフィック
キャセイパシフィック航空マルコポーロクラブの会員(年会費US100ドル)
ダイヤモンド会員
ゴールド会員
シルバー会員
グリーン会員
e道(e-Channel)の申請場所
香港空港
申請をする場所は、入国審査を終えた所の右と左の2か所にあります。
つまり、入国審査を終えたら、バッゲージクレーム(荷物を受け取る場所)へ続く自動ドアを通り過ぎないで、すぐに右か左に進んでください。
ポイントは絶対に自動ドアを通らないこと!通ってしまったら後戻りはできません。
そうすると「e道」と書かれた看板があるので、そこが申請場所になります。
私が行ったときは先客が1名いたので、入り口にある椅子に座って順番を待ちました。
5分くらい待ってから、先客が終わり中に通されました。
手続きが終わり入り口を出ると、3人ほど椅子に座って待ってました。タイミングによっては手続きに時間が掛かるかも知れません。
営業時間は右のオフィスが7:30~23:00、左のオフィスが10:00から18:00までです。
e道を更新する時は新パスポートと旧パスポートを持参するだけです。
早朝便や深夜便の場合は香港空港ではe道の手続きができませんが、湾仔でe道の申請と登録ができます。
湾仔の入国管理局事務所
香港空港でe道(e-channel)の手続きできない場合でも、湾仔にある入国管理局(入境事務處總部)のオフィスで申請が可能です。
e-Channel Enrolment Office
7/F, Immigration Tower,
7 Gloucester Road, Wan Chai
月曜から金曜まで、8:45-17:00(土日祝休み)
詳しことは香港入国管理局のサイトでご確認ください。
e道(e-Channel)の申請方法

係員にe-Channelを作ってくれと伝えます。あとは航空会社の会員カードがあるか、なければ1年間に何回香港に来たことがあるかなど聞かれ、パスポートで入国の記録を確認しているようです。
条件を満たしていることが確認できたら、あとは指紋を登録し、書類にサインすればパスポートの裏にバーコードを貼ってくれます。
その後、パスポートと書類の写しをもらって無事に完了となります。
e道の有効期限はパスポートの有効期限と同じです。
こんな感じになります。

利用方法

利用方法は、「e-Channel(e道)とは」にある香港入国管理局の動画とこの画像でイメージ出来るかと思います。
また、動画ではe道と書いてあるゲートを通過していますが、日本人でもe道があれば香港居民と書いてあるゲートでも通過できます。
私が初めて使用したときのことですが、指紋を読ませ終わったのにゲートが開かない・・・。え?何で?とめちゃくちゃ焦っていた時、ちょうど目の前に制服を着た人がいたので聞いたところ、入国のレシートを取れと言われたので取ったらすぐに開きました。
この動画をしっかり見てから行けばよかったです。
*2018年12月に香港に行った時にe-Channelを使ったのですが、機械がバーコードを認識してくれなくて、ゲートが開きませんでした。
ですが、パスポートの角を機械の角に合わせるのではく、バーコードを読み取り機の真ん中にあてるとゲートが開きました。
パスポートを結構使っているので、バーコードを貼っている端にゆがみがあり、機械がバーコードを認識しなかったようです。
ゲートが開かなかった時には、この方法を試してみてください。
まとめ
今回は中国に向かうために香港空港に降りたので、すぐに中国に向かいました。
イミグレは羅湖です。ほんの1時間前に作ったので使えるかどうか不安に思いながらもバーコードを機械に通したら、ゲートが開きました!
その後も何度か香港空港に行きましたが、e-Channelこれ本当に便利です。本当にすぐにゲートを通過できます。
ただ、私の場合、飛行機に荷物を預けることが多いので、ゲートを早く通過してもターンテーブルの前で荷物を待つことになるので、空港を出る時間に変わりはありません。
それでも、並ばずに済むのはかなり楽です。条件を満たす方にはe道(e-Channel)、おススメです!